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プラネタリウムに行こう!
楽しく学べる多摩六都科学館

冬の澄んだ空は天体観測にぴったりですが、明かりの多い東京ではなかなか難しいですね。そこで、近場の「多摩六都科学館」にあるプラネタリウムに出かけてみませんか? 天候や周囲の環境に左右されることなく、楽しみながら星や宇宙について学べます。また、人体や機械の仕組み、自然界のなりたちなどの科学的知識も遊びながら学べる、子どもとのお出かけにぴったりの施設です。

世界一認定を受けたプラネタリウム!

花小金井駅からバスで6分のところにある多摩六都科学館は、子どもたちが遊びながら科学について学べるミュージアム。小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市(旧田無市、保谷市)が1994年に開設し、「Do!サイエンス!」を合言葉に、「科学する」ことによる学びの追求をテーマにしています。館内は、からだの部屋、チャレンジの部屋、しくみの部屋などテーマごとに別々の展示が行われているフロアと、サイエンスグッズが手に入るミュージアムショップ、休憩室などが設置されています。

一番の見所は、2012年に世界一と認定されたプラネタリウム。1億4000万個を超える星々を投映する「CHIRONⅡ(ケイロンⅡ)」が、最も多くの星を投映するプラネタリウムとギネス世界記録に認定されました。プラネタリウムの大型ドームは、直径なんと27.5m。巨大スクリーンに広がる満点の星は、大自然の中で寝転んで見ているかのような大迫力です。まるで本物の星空のようなリアルな輝きにも驚かされます。さらに「バーチャリウムⅡ」という全天周デジタル映像システムを組み合わせることで、異空間にいるかのような臨場感のある映像を楽しむことができます。

そして、科学館スタッフによる生解説も注目のお楽しみポイント。星空を投影しながら、旬の宇宙ニュースを織り交ぜて天体の解説をしてくれます。テーマ解説は約2ヶ月ごとに入れ替わるので、定期的に新たな解説が楽しめるのも嬉しいですね。ただ、生解説プラネタリウムの上映は、休日平日ともに1日2回のことが多いので、事前に上映スケジュールで確認してから出かけましょう。生解説以外のプログラムは、キッズプラネタリウム、大型映像などがあり、全部で1日5回前後の上映が行われています。天候を気にせず見ることができる星空なので、思いたったらすぐに出かけてみたいですね。

楽しい施設で科学を学ぼう!

プラネタリウムの上映を楽しんだら、ほかの展示をも見てみましょう。

「チャレンジの部屋」では、重力や光を感じ、宇宙の不思議を体験できます。月の上を歩いているように動けるアトラクション風のムーンウォーカー(体重制限あり)や、自動回転を体感できるジャイロ、スペースシャトル「エンデバー」の前部の実物大模型、磁力をチェックするチェッカーテーブル、ボールの動きでパラボラアンテナの性質を知るパラボラゴルフなど、体感ゲームのように楽しめる展示がズラリとならんでいます。「からだの部屋」は、人体模型を通じて体の秘密を探る部屋。動物たちの模型や、カプラを使って自由に遊ぶコーナーも。

「しくみの部屋」は、生活の中の仕組みを知るためのスペースです。機械の仕組みや水や電気を送る仕組みを、わかりやすい展示を通じて学びます。分解した携帯電話の展示など、生活に密着した道具を取り上げることで、仕組みについてより理解しやすくなっています。
「自然の部屋」は、まるで森の中にいるような緑豊かなスペースに、剥製や標本などを使って地元武蔵野エリアの自然環境を再現しています。また、生きた魚も展示されており、室内にいながらにして自然環境を感じられる空間となっています。「地球の部屋」では、化石や岩石など貴重な資料が展示されており、巨大なアンモナイト化石に実際に触ることもできます。

各部屋ともに、実際見て、触れて、聞いて、と楽しみながら学べる体験型の展示です。子どもたちの科学への興味を引き出し、未来へ夢を持たせる工夫が随所にされています。

また、期間限定のイベントにも注目です。ロボットと実際にふれあえるイベントや、プログラミングの実験イベント、研究者やプログラマーによる講演、野鳥や星空の観測など、子どもたちはもちろん、付き添いの大人も一緒に驚いたり感心したりと、思う存分楽しめる催し物が満載です。知的好奇心を刺激してくれる科学館は、「勉強しなさい」といっても聞いてくれない子どもたちの勉強への意欲を育ててくれる、心強い味方です。ぜひご家族で出かけてみてください。

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多摩六都科学館

〒188-0014 東京都西東京市芝久保町5-10-64
TEL:042-469-6100

【開館時間】
9:30~17:00(入館は16:00まで)
駐車場 :9:15~17:15
※夏季の一部期間は閉館時間が17:30、駐車場が17:45までとなります。
http://www.tamarokuto.or.jp/
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