• TOP
  • ABOUT

いくらなら買える?
身の丈にあった住宅購入額とは

マイホームの夢は家族の未来を明るくするものです。しかしその購入計画に無理がある場合には、幸せな将来に暗い影を落とすことになってしまいます。購入の前に、しっかりとした現状把握と未来予想に基づいた資金計画がとても重要。「無理なく買える」金額を知るためのポイントと、それに基づく物件選びについて考えてみましょう。

buy_if_much_side

住宅を「無理なく買える価格」とは

マイホームを「無理なく買える価格」とは、どのような金額でしょうか。
もちろん収入や預金額によって変わりますが、一般的には「年収の約5倍」と言われています。月々の支払いでいうと、多くの方は「現在払っている家賃と同等の返済額」と想定しているのではないでしょうか。実際の物件購入にかかる主な費用は「頭金」と「住宅ローン借入額」の合計です。当然、頭金が少しでも多い方があとからの返済はラクになります。でも、「預金をすべて頭金にしてしまおう」と考えるのはNG。不動産は、物件の費用以外に税金や手数料などの経費がかかるので、購入後にもある程度の蓄えが必要なのです。たとえば物件が中古であれば、やりとりをした不動産業者に仲介手数料を支払います。金額は業者が決めることができるのですが、(物件価格×3%+6万円)×1.08(消費税)を上限とします。3000万円の物件なら100万円以上にもなりますので、頭金で預金を使い切ってしまうと困りますね。また、リフォームや新築戸建ての場合は、工事を始めてから土地の不備や設備の欠陥などが発覚する場合も。そして追加された工事の施工費が数百万……となれば身動きが取れなくなります。もちろんこのようなことは非常に稀なケースではありますが、備えておいて損はありません。ほかにも、ローンの事務手数料、保証料、不動産取得税、登記にかかる登録免許税、固定資産税や都市計画税、新築のマンションであれば修繕積立基金など、さまざまな支払いが控えています。以上のことを考えると、実は「現在払っている家賃と同等の返済額」では不十分な可能性もあるのです。無理なく買える価格の考え方は「年収の5倍+頭金」というのが1つの目安になります。住宅ローンを借りられるだけ借りておこうと考えるのは危険です。教育費がかさむ時期やまとまったお金が必要になった時など返済が厳しくなる場合もあります。しっかりと、予算を決め無理なくゆとりある新居生活を送っていきたいですね。

予算満額の物件見学は後回し!

無理のない購入額がわかったら、それに見合った物件選びです。気になるエリアの不動産会社を訪ね、物件を見せてもらうようにしましょう。不動産業者には、予算内の物件を複数紹介してもらうようにします。そして、見学する順序は「買える」ではなく「無理なく買える」価格の物件から行います。予算満額の物件は、ゆとりを持って買える物件に比べて設備や立地が優れているのが一般的です。そこで、最初に高額な物件を見てしまうと、あとから見るお手頃な物件は見劣りがして検討候補にすら入らなくなることがあります。また、業者が予算を超えるオススメ物件を紹介してくれる場合もありますが、こちらも見学は後回しにした方がよいでしょう。「ちょっとした金額プラスでもっと素晴らしい物件を手に入れることができますよ」という心遣いはありがたいのですが、返済計画に照らすと現実的ではないケースもあるからです。それでも実際に優良物件を見ると心が揺らいで、予定にない額での契約をしてしまうことも。これでは、せっかく事前に「返済額はここまで」と決めた購入計画が、根底から崩れてしまいます。一日で複数軒まわる場合、不動産業者は店舗から見て遠方から徐々に近隣へ、という順序で案内する方法もあるようです。現実的な価格の物件から回ってもらうようにこちらからナビゲーションしましょう。そして、実際に見学をしてみて希望に見合う物件がなかった場合、あらためて『買える物件』を見せてもらいます。大切なのは「返済額ギリギリの優良物件だけを見て即決しない」ということです。

マイホームを手にいれたがゆえに、住宅ローンに苦しむ毎日は不幸というほかありません。購入資金の検討は腰を据えて、プロによるアドバイスも念頭に、慎重に進めることが大切です。