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将来設計にゆとりが生まれる!
低金利の底値でマイホームを

マイホームを購入して喜びいっぱいだけど、住宅ローンの利息を考えるとちょっと頭が痛いですよね。返済金額を左右するのは、金利です。金利を理解すれば、毎月の返済額や、ローンを終えるまでに支払う合計金額が計算できます。また、金利の動向を知ることで、いつが物件の買い時なのかもわかるようになります。ちょっと難しい面もありますが、金利についてしっかり学んでお得にマイホーム購入計画を立てましょう!

人生設計を見据えた予算設定を

金利は、お金を貸したことに対する対価として、貸した相手から支払ってもらう利息の割合のことです。貸す側は利息、借りる側は利子と呼ぶのが一般的に多いと言われています。金利は景気が良い時は高く、景気が悪くなると低く設定します。金利の変動は、ニュースで報道されるので、誰でも簡単に知ることができます。

実は、私たちが銀行などの金融業者にお金を預けるのも、お金を貸しているのと同じことなのです。銀行は顧客から預かったお金を運用し、その利息のうち何割かを顧客に還元します。それが私たちの預金についてくる、銀行からの利息です。また、私たちが分割払いで買い物をしたときや、大きな買い物のために高額のローンを組んだときは、金融業者からお金を借りて利子を払っています。金融業者からお店へ仮に代金を支払ってもらい、あとから私たちが金融業者に返済しているのです。だから、ローンを組む、つまりお金を借りたときには、借りたお金に利子もプラスして計算し、返済に備えなければなりません。

ということは、低金利の時に大きな買い物をすれば、高金利のときより返済の合計金額を抑えられます。でも、今が金利の底値かどうかという見極めは、とても難しいところです。住宅ローンには変動金利、固定金利の2種類があります。変動金利というのは、金利の変化によって支払う利子の額が変わってくる契約です。一方、固定金利の方は今後どんなに金利が上がっても、支払う金額は一定です。将来的に支払う金額の合計が出せるのでお金の面から見た人生設計がしやすいと言われています。固定金利はフラット35という住宅ローン商品や、固定期間を決められる商品もありますので、詳しくは不動産業者や銀行に聞いてみるのもいいかもしれません。

今は買い!?低金利時代

しかし、固定金利で買うということが100%正しいわけでもありません。子供の誕生や両親の介護など、すぐにでもマイホームを用意したい理由があり、金利が高い時期に購入せざるを得ない場合もあるでしょう。その場合、変動金利で購入しておけば、金利が下がった時に対応できます。では実際に、現在は買い時なのでしょうか。専門家によって意見の分かれるところではありますが、一般的には低金利時代、不動産の買い時だと言う意見もあります。

たとえば、2017年4月に消費税10%への増税が行われる予定でしたが2019年10月まで延期されましたし、2016年には、日銀でマイナス金利政策がありました。マイナス金利というのはその名の通り、金利がマイナスになってしまうことです。といっても銀行がマイナスの金利を設けて私たちのお金が目減りしてしまう・・・・・・というわけではありません。金利よりも物価上昇の割合が上回ってしまった、ということです。その結果、各金融機関から様々なお得ポイントをウリにした低金利の住宅ローンが提供されています。また住宅ローン控除の期間も延長されました。住宅ローン控除を受けると、10年間のローン残高の1%を所得税から、控除してくれます。この減税処置の期間が2019年6月いっぱいまでだったのが、2021年の年末まで延長されました。つまり、政府は「どんどんお金を使って、景気を上向きにしてほしい」と考えているようです。

でも、今後もっともっと金利が下がる可能性はないのかということも、気になりますよね。こちらもさまざまな意見があり正確な予想は難しいのですが、2017年現在では、「上昇するのではないか」と考える専門家もいます。2017年3月には、2016年10~12月期の実質GDP成長率が前期と比べて0.3%上昇しました。また、2020年には東京オリンピックも控えていますし、今後日本全体でさまざまな経済的発展のきざしが見えてくるのではないでしょうか。現在が低金利で景気は上向きとなれば、一概には言えませんが近い将来、金利も上昇する可能性があるかもしれません。まさに、不動産は今が買い時と言えるかもしれません。

もちろん、景気の動向だけで買い時を決めるわけではなく、収入状況、家族の状態など、不動産購入の条件はご家庭によってさまざまだと思います。でも、ご家族の「買い時」がいつになっても良い買い物ができるように、ニュースに目を通したり専門家の話を聞いたり、不動産業者に今の不動産市場について尋ねるなど、情報の収集は日々意識するのがポイントかもしれません。